4月お茶の間会講師・松井さんからのメッセージ
4/12(土)に開催するお茶の間会「木のお守りづくり~心の道具」(3/19UP)の講師を務めて下さる松井勅尚さんより、今回の博物館でのワークショップについてのメッセージをいただきました。
これまで地元岐阜を中心として数々の家具や道具制作、また不登校生徒支援、学校教育支援等のワークショップを指導してこられた経験から生まれた、この“心の道具づくりワークショップ”。
これからの日本のモノづくりと消費を考える上で、まず「人のココロとは?」ということについて考えてみませんか?
悩んでいる人もそうでない人も、ご参加大歓迎です。
先日、秋田の仕事のついでに、今回の講座の打ち合わせのため昭和のくらし博物館に寄
りました。有楽町で用事を済ませ、蒲田に向かう車中で東京都の公共ポスターに、釘付けになりました。そこには「東京から自殺を減らそう」と書いてあったのです。
僕はその時(東京はそんなに深刻なのか・・・)と心の中で思いました。
岐阜に戻ってから東京都のホームページを開いてみました。以下はその抜粋です。
「東京都では、年間2500人以上の人が自殺で亡くなっています。
これは交通事故で亡くなられる方の10倍近くにもなります。
東京の自殺の現状は深刻です。あなたの身近にも自殺を考えている方がいるかもしれません。
自殺の問題は決して人ごとではありません。
自殺は防ぐことのできる死です。自殺を考えている方は、悩みを抱え込みながらも
サインを発しています。周りの方が、このサインに気づき、早い段階で対応すること
で、自殺を予防し、減らすことができます。みなさん一人ひとりが自殺予防の主役と
なり、東京から自殺を減らしていきましょう。」
「つくることを通して、何か役に立てるのではないか?」そんなことを日々思っていた自分の中で、機が熟したことを感じています。
「ものをつくることが・・・木に向かうことが・・・心の癒しになる」
この数年間、ものづくり講座を実施するなかで、参加者の皆さんから教えられたことです。
いくつもの要素が重なって、人は動くのであることを実感しています。
この講座もそうです。
このタイミングを感じたいくつかのきっかけを、これから講座まで思いつくままに話したいと思います。
松井勅尚(Mastui Tokinari)
岐阜県立森林文化アカデミー教授。人間の想いが生み出すモノについて、その必然性とつながりを研究。従来の木工とは違う、森から発信する教育プログラムを実施。つくることを通しての「伝える(教育)」手法を再検討しイベント・展示会・ものづくりプログラム等を実践。不登校・障害者等マイノリティーへの自立支援を模索中。生涯学習や、幼稚園・小中学校等のものづくり教育を支援。「和の生活文化研究会」代表。一陽会彫刻部会員。
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