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2009年5月

2009年5月23日 (土)

中国の“くらし”の映画、上映会

「“ヤオトン暮らし” 映画上映会 ミンガー・ヤンガー・サンワー」 6/7(日)

4月の10周年記念会にて家事の記録映画を上映した博物館ですが、今度はお茶の間会にて“中国山村の暮らし”の記録映画を上映することになりました!

中国西北部のヤオトン(横穴式住居)にて家族と共に生活し、そのくらしの様子をつぶさに撮影したのは、文化人類学の若手研究者の丹羽朋子さん。1時間ほどの上映の後に、撮影に同行して中国の切り紙文化を調べてこられた造形作家の下中菜穂さんと解説があります。
中国でも消えつつある行事や伝統文化、そして日々の手仕事から、昭和のくらし、そして現代のくらしについてゆっくり考えてみませんか?
ご参加お待ちしております!

■日時 2009年6月7日(日) p.m.5:30~7:30
■会費 1,000円 /友の会会員800円 (お茶&お菓子付き)

■申込 要予約 6/5(金)までに博物館へお申し込み下さい

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2009年5月17日 (日)

館長の家具講座のお知らせ

Dscn0811_2 今年も館長の家具講座の季節がやって参りました。
5月30日の6:00~8:00にて、土曜夜間講座を行います。
家具史室内意匠史研究の第一人者である小泉館長の最新の研究をわかりやすくお話しする講座です。今年は、先駆的な実験住宅“聴竹居”を設計したことで注目を集めている、藤井厚二(ふじいこうじ)の思想と、家具、インテリアデザインについてお話します。
ぜひご参加をお待ちしております。
「小泉和子が語る家具の歴史 建築家・藤井厚二の仕事」
    
Dscn0812藤井厚二は1920年代に主に京都で活躍した建築家ですが、日本の風土や生活文化を考え、エコロジカルな住宅の試作を繰り返したデザイナーでもありました。
環境、住様式、自然素材の取り入れなど、藤井厚二の建築は風土をデザインした実験住宅として、近年評価が高まっています。
藤井の自邸「聴竹居」の住宅と家具を中心に取り上げながら、80年前のエコハウスから、現代の私たちが学ぶことを考えます。

■日 時  2009年5月30日 (土)
             午後6:00~8:00
             *後半30分は質疑応答。
       講座後に講師を囲んでの懇親会があります。(希望者のみ/500円)
■場 所  昭和のくらし博物館 座敷 
■定 員  40名 (電話・FAX・Eメールにてご予約ください) 
■受講料 1,000円  
 
*5月23日(土)に、館長の家具道具室内史学会にてもシンポジウムが開催されます。
こちらもあわせてご覧になって下さい。

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2009年5月13日 (水)

修学旅行シーズン到来

初夏の日差しがまぶしく、まだまださわやかなこの季節、各地の中学校、高校は修学旅行シーズンですね。昭和のくらし博物館もそんな修学旅行生で賑わう季節となりました。

東京に修学旅行に来ると、浅草・上野あたりを巡るのでしょうか。そんな観光名所と言われるところから見ると、だいぶはずれた場所にあり、何かのついで、という場所でもないのですが、毎年この季節になると、当博物館にも修学旅行の学生さんが来てくれます。

今日は塩竃からのお客様。見学に加えて、すり鉢とすりこぎを使った「ピーナッツバター作り」体験をしていってくれました。 最初はぎこちない手つきでも、だんだんとコツを覚えて、上手にピーナッツバターを作っていました。Dscn0802_6

「この後はどこへ?」と聞くと、「お台場とディズニーランドに行きます。」とのこと。お台場とディズニーランドに並んで昭和のくらし博物館とは、なんとも不思議な取り合わせです。

博物館で見たことや感じたこと、自分で作ったピーナッツバターの味を、東京の思い出に持ち帰ってもらえたらいいなぁ、と思ったのでした。

(ふ)

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2009年5月12日 (火)

ゴールデンウィークの博物館

お天気に恵まれたこのゴールデンウィークは、博物館も連日お客様でにぎわいました。

お知らせするのをすっかり忘れていたのですが、実は5月5日にはテレビ東京の旅番組にて紹介もあり・・・。(「見たよ!」というご連絡を下さった方々、ありがとうございました)

10日の日曜日は母の日ということもあり、お母様を連れてきて下さった方も多く来られました。

80代の方々もおられたのですが、皆さまお元気!

「懐かしいわ~。あなたもああいうのを着ていたのよ。」などなど、思い出話をしながら見て下さっていました。

母の日プレゼントとしての博物館。とても光栄です。

(こ)

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2009年5月 9日 (土)

おかげさまで10年間

4月25日に「昭和のくらし博物館開館10周年記念会」を下丸子の大田区民プラザにて行いました。

前半では、博物館の10年の活動を紹介するスライドショーを。そして、友の会の中でも特別ユニークな活動である“幻燈会”の「夢のはとバスツアー」の上演を行いました。

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2002年の夏まつりで上演したこの演目は、本物の元・はとバスガイドさんが、昭和30年代の街を行くバスに実際乗っているかのように案内するガイド劇(?)です。はとバスさんからお借りした、これまた本物の昭和30年代当時の制服を着た鶴岡節子さんの臨場感あふれるガイドが大好評だったのですが、まだ参加者も少なかったため、見た方も少なかった幻の名作です(もちろん企画・演出共に、友の会幻燈会リーダー・小松敏さんの完全オリジナル)。しかも今回はさらなるスペシャルゲストとして、人気バンド“くものすカルテット”から三名も登場し、バイオリンとギター、トロンボーンで「私の青空」を演奏して、会場を暖かい雰囲気で盛り上げて下さったのでした。

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そして後半は、小泉家のお母さん、小泉スズさんが家事をする様子を記録した、映画「家事の記録」の上映を行いました。

館長が「今残しておかなくては完全に消えてしまう」と、1990から1992年にかけて撮りためた映像です。単に“80歳となった母親の働く姿を残しておく”ということではなく、家事仕事、手仕事がいかに今の生活から失われているか、そしてその手仕事がどういう意味を持っているのかを考えるきっかけになるようにと制作を決意したもの。「ふと周りを見渡すと、そのような仕事が出来る女性があっという間にいなくなっていた。そのため、母親に“主演女優”を頼んだのです。」とのこと。今から20年も前のことです。

小さくても映画は映画。撮影した後も、制作費捻出から編集まで制作は難航し、ようやく今回完成となりました。

館長の志に賛同して監督を務めた、元・岩波記録映画の時枝俊江さんが当日寄せて下さったエッセイの中に次のような言葉があります。

「スズさんの手は何と多様な動きを見せることだろう。(布を)解く、揉む、絞る、引っ張る、伸ばす、剥がす、畳む。(薪を)抱える、掴む、投げる、引く、割る。(鍋を)持つ、揚げる。(小豆を)掬う、捏ねる。(胡麻を)摺る、(糯米を)握る、(餡を)撫でつける。(布団を)縫う、扱く。 ここまで書いてきて手偏のつく字が多いことに驚く。たったこれだけの家事労働の記録の中でもっと多くの手偏の字と出会うのだろうか。」

スズさんは、このような家事仕事が身に付いていた明治生まれの女性の代表格なのでしょう。これからの私たちの生活で大切なものは何なのか。この映画はリアリティを持ってそれを考える大きなきっかけになる貴重なフィルムになってゆくと思います。この日は、その第1回の上映会となりました。

今後この映画「家事の記録」は博物館にても上映を行っていく予定です(8月9日(日)頃を予定)。ぜひ多くの方に見て頂きたい映画です。

4月25日は大荒れの予報どおりとなってしまった日でしたが、この記念すべき日に約170名もの方が集まって下さいました。

10年前の開館当初から(開館前からも!)に手伝って下さっていた方や、長年支えて下さってきた方々が駆け付けて下さり、当日も、友の会を中心に20名近くの方がスタッフとして、その後の懇親会まで手伝って下さいました。この会の大成功は、まさにこの10年間の縮図であるようです。

暖かい会を本当にありがとうございました。

今後10年も、また昭和のくらし博物館は目的を持って活動を続けていきたいと思います。

皆さま、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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友の会で作った“10周年あんぱん”

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