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2010年2月

2010年2月28日 (日)

開館記念日

Photoここのところこの寒さにもかかわらず、ありがたいことに遠方からお客さんが見えて下さっています。

今日は、この間の国際化の波に引き続き(?)、ドイツ東洋文化研究協会という会の方々が来てくださいました。
日本在住のドイツ語圏に関わる方々の活動の会で、なんと明治時代から続いているという由緒ある会。日本文化を知るグループ学習の一つとして訪ねて来てくださいました。
中には昭和40年から日本に住んでおられるという方もいて、逆にこちらが経験をお聞きしたりする場面も。最後にお茶をお出しする談話室ではそれぞれお話もはずんで、こちらもとても有意義な会になりました。
今後は、現在上映中の記録映画「昭和の家事」の上映とあわせた少人数での見学なども検討してくださっているとのことで、先日の観光モデルツアー同様に、これから色々な広がりがありそうで、楽しみです。

本日2月28日は、博物館の創立記念日です。
これまでの普通のくらしの記録がこれからはきっと大切になってくると、小泉館長が11年前に立ち上げた“博物館”。はじめは「昭和のくらし資料館」という名前にする予定でした。
当初は”昭和”という時代がここまで注目されるとは予想外だったと思いますが、くらしが加速度を増して変わってゆき、また同時にくらしの大切さも見直されるようになってきた今だからこそ、単なる資料を集めておいておく“資料館”ではなく、くらしに関するさまざまな入り口のありつつ人の集う“博物館”で良かったと思います。

先日は、2年ぶり2回目という女性が奈良から来てくださいました。
「奈良には古い建物はあっても、自分が過ごした子供時代の家はもうほとんどないので、いつまでも皆が訪ねてこられるように残していってほしいです。色々と大変でしょうから気軽には言えませんが・・・。」とおっしゃってくださいました。
確かに11年経ってもイロイロと運営は大変ではあるのですが・・・なんとか続けてゆければと思っています。

朝の大雨から一転気持ちよく晴れて、コマ回しの子供たちでも賑わった創立記念日の一日でした。

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2010年2月26日 (金)

外国人のなごみの場所に

ぽかぽか陽気となった水曜日、東京都の外国人観光客誘致のための地域調査の方々がみえました。東京各地を外国人のモニターさんと巡り、これからの観光コースづくりに役立てるというもの。
“浅草雷門”“東京タワー”“六本木”といったメジャーどころだけではなく、各地域の小さな魅力スポットを発掘して提案してゆけないかという試みだそうです。
今回は大田区を巡る調査だということで、池上本門寺、海苔のふるさと歴史館、新田神社、大森貝塚碑、そしてうちにいらっしゃることになりました。

以前から、昭和の魅力のみならず、外国の方にも日本の魅力を伝えたいなぁと思っていたので、打診があった時から願ったり!とばかり、色々な解説や体験グッズを用意して待ちかまえておりました。
当日いらっしゃったのは、担当の職員の方とカナダ人、オーストラリア人、韓国人の3名。
庭でお出迎えして、
「この小さなおうち。博物館と聞いて驚かれたでしょう・・・」
と解説を始めようとしたとこと、なんとそのうちの一人、ニコニコしながら入ってきたオーストラリア人の男性が私の友人だったので、まずびっくり。
数名いるモニターさんのうち、彼がここに来ることになったのは全くの偶然だったそうですが、来ることになったのはナイショにしていたので、まず驚かされたのはこちらの方でした・・・。

気を取り直して?館内をご案内。日本語の大変堪能な皆さんだったので、所々質問されつつ、台所道具や洗濯道具などそれぞれのお国と比べつつ見学され、最後は談話室でかりんとうをつまみながらお話したのでした。
「どんなところが良かったですか?」
とお聞きしたところ、
「おうちの中まで入れるところ」「引き出しなどを開けて覗けるところ」
とのこと。
日本のことを知らないのは、外国人も日本人の若い世代もほとんど同じレベルに近いので、この両方に魅力を伝えてゆければなぁという思いが強くなりました。
大阪では、ガイドの方の他、おじちゃんおばちゃんが美味しい串カツ屋さんや路地裏、面白い自動販売機など地元のスミのスミを案内するツアーがなんと100以上あり、とても人気だそうですね。
東京では谷中・根津・千駄木の町歩きに多くの外国人の方もいらっしゃっているそうですが、せっかくの魅力の一杯つまったTOKYOなのですから、さらにミニマムな魅力も伝えてゆければと思います。

東京都さん、ぜひご支援をよろしくお願いいたしますね!

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2010年2月14日 (日)

梅香る庭

Photo

梅一輪・・・と思っていたら、あっというまにポップコーンのように次々花が開いてきました。
どんなに寒くても花は間違いなく咲いてくれるのを見ていると、春はもうすぐと励まされます。

この時期は気温の一度の上下に一喜一憂してしまうのですが、自然に密着しているこの博物館に居ると、着る物やしつらい、座布団、のれん、掛け軸などの目に見えるものや肌に触れるもの全てを季節にあわせて心地良く過ごすくらしをしていたのだなぁと実感します。
あわせざるを得ない条件だったのだと思いますが、それが工夫であったり、知恵だったり、歓びだったり、文化だったりするのでしょうね。

ご近所の梅の名所も見頃を迎えました。
ぜひご見学とご一緒にどうぞ!
●池上梅園 http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/baien/index.html
●西嶺町梅並木・・・博物館から徒歩15分

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