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2011年11月

2011年11月20日 (日)

矢絣の着物姿のお客様

博物館の庭も、秋の風情になってきました。

さて、季節をさかのぼって、台風一過の夏の日のこと・・・。白地に薄紫色の矢絣の着物姿がすてきな、楚々とした女性のお客様がありました。

写真に撮りたいくらいこの博物館にお似合いだったので、色々伺ってしまいましたら、文学座の女優さんで、渋谷はるかさんとおっしゃる方でした。11月のお芝居で女中さんの役をするので、勉強のために”昭和、女中がいた時代”(当館で開催中の企画展です。)を見にきましたと、話してくださいました。

当館の企画展がそんなかたちでお役にたつのは、うれしいことです。そのお芝居はぜひ見てみたい!と思い、11月13日、公演最後の日になってしまいましたが、行ってきました、紀伊國屋サザンシアターへ!

岸田國士傑作短編集として夫婦のすれ違いなどを描いた三つの作品が上演され、その最後の『秘密の代償』というお芝居に小間使いという役(小間使いがキーマンのお芝居です)で出演されました。

小間使い風の着物姿も凛々しく、働き者で奥様から厚く信頼されていながら、実は実は、とってもシタタカな~、という難しい役どころを見事に演じていらっしゃいました。

終演後面会して、ブログに書かせて頂きたいとお願いしたら、快く承知してくださいました。             

渋谷はるかさん、ご活躍を心よりお祈りします。

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2011年11月16日 (水)

南果歩さん来館!

来年のNHKの朝ドラ、大田区のしかも蒲田近辺が舞台になるとご存知ですか。

ドラマ作りのための取材ということで、この博物館にも番組製作者の方々が見えたことがありますが、先日は、主演される女優の南果歩さんがいらっしゃいました。

丁寧に館内をご覧になり、談話室で学芸員としばらくお話をされ、「参考になります」と、DVDと単行本の『昭和の家事』などを購入していかれました。

役者さんの役作りというのは、こんなふうに実際に昭和という時代や場所を体験して、何かを感得していくものなのですね。

頭の中だけでひねり出すものではないんだと思いました。

ここには、時々そんな役者さんたちがいらっしゃいます。この春には、SMAPの稲垣吾郎さん主演のお芝居で若手のホープの男優さんと女優さんが来館されました。

そういえば『三丁目の夕日』の時もそうでした。
博物館がお役にたつことは、本当にうれしいことです。

それにしても、南果歩さんは美しい方でした。
女優さんてすごい…。

来年の朝ドラが今から楽しみです。(☆)

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26日(土)9時半、博物館が旅番組に登場します。

11月上旬のある日、某テレビ局の撮影隊がやってきました。

池上線沿線をぶらりと訪ね歩く番組です。この日に備えて紋切り作家下中菜穂さんが談話室でワークショップを開いています。

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久が原方面から路地をたどってやってくると、まずは小泉家3女紀子さんの案内で館内を見学。

誰が? じつは、番組名もレポーター名も、放映日まで口外してはならないんだそうなんです。でも写真はOKでしたので、ちょっと載せてしまいます。

いつもの紀子さんのナチュラルで気品のある案内に、レポーター氏は1時間近くかけてじっくり館内をご覧になっていました。

そして談話室へ。

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この日の紋切りは時節に合わせて年賀状やカード。
庭にも紐をわたしてあちこちに作品を展示して、とてもきれいでした。

紋切りという、シンプルで力強い作品は、まさにカードや年賀状にピッタリなんだ! と大発見をしたような気分でした。

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話も弾んで、随分長時間にわたった取材&撮影でしたが、放映日は11月26日(土)午前9:30~10:30。

皆さん、ぜひご覧になってくださいね。

そして、当日も使った紋切りの本は、博物館でも販売しています。
紋切り年賀状に、あなたも挑戦してみませんか。(☆)

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庭にお花がたくさん!

Pict0201_2  流石にだいぶ冷え込むようになってきたある日、いつも博物館の花を気にしてくださっているボランティアのOさんが、紫がかったピンクの、大輪の菊を持ってきてくださいました。

さっそく庭の、ちょっと奥まった柿の木の根元に植えると、一気に庭全体に光がさしたようです。

その1週間後、たくさんの葉ボタンを、数日後にはパンジーを届けてくださいました。

あちこちから美しい花がのぞいて、館の庭が一変しました。

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花の力ってすごい、と改めて認識しました。
Oさん、本当にありがとうございます。大事に育てます。(☆)

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2011年11月15日 (火)

通りすがりの小学生

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暖かな日が続き、ご家族連れや、先週学校見学で来た小学生たちでにぎわった週末となりまた。
一度団体で来館したお子さんたちが、おじいちゃまやおばあちゃまの手を引っ張って来て得意そうに説明して回っている姿を見るのはとても嬉しいものです。

日曜の午後、小学5年生の女の子二人がおずおずと門をくぐってきました。
学校見学の子かなと思って聞くと、
「ここはどんなところですか?」とのこと。
聞けば、遊びに行く途中に“通りすがりに”看板を見てふらりと寄ってくれたそう。
うちは路地の奥にあるので、なかなか通りすがってくれる方が少ないのです。
しかもそれが小学生なんて!
簡単に説明して、「あのぅ、入館料もかかちゃうんだけど…」と言いにくいことを切り出すと、二人は後ろを向いて、ごにょごにょとしばし相談。
そして「お茶も出るらしいし、まあいいっか…入ります!」となけなしのお小遣いをはたいてくれました。

ゆっくり見学をしてくれた後、「月一回は来ようね~。」と、嬉しいお茶飲み話。
ありがとう!
今度はもっとおやつをオマケするからね!
(こ)

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2011年11月 5日 (土)

友の会の秋まつり

先週末、博物館の庭にて友の会の秋まつりが開催されました。

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毎年、晩夏か秋の時期に開催されるこの友の会まつり。
博物館の庭を開放し、企画、運営、当日のお料理からお芝居まで、すべて会員さんやボランティアさんの手づくりのおまつりなのです。
この小さな博物館に、身動きができないほどお人が集まってくださったこともあり…。
そのためゴメンナサイ、あまり大きくはお知らせしていないのですが、本当はぜひ一度ご参加いただきたい!
とても“昭和のくらし”らしい、暖かいおまつりです。
(関心のある方は、ぜひこの時期にお気軽お問い合わせください!)

今年は、おまつり開始前の午後から、特別に「昭和レトロ喫茶」として、お庭でその場で焙煎したての豆で淹れたコーヒーと、おいしい手づくりお菓子の販売をしていました。
売り上げは、被災地に絵本を送るプロジェクトに寄付される予定です。

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第一部は午後4時から。
赤く色づいた柿の木の下で…といきたかったのですが、あいにくの雨模様となり、テントの下に約60名ほどの方が集いました。
手づくりの食事をいただきつつ、庭での語らいです。
毎年恒例のコロッケパンやウィンナーに加え、今年のメインは、肉味噌巻きおにぎりとお味噌汁!
使ったのはただのお味噌じゃありませぬ。
友の会のお味噌隊が、今年の2月から初挑戦で仕込んでいた手づくり味噌です。
少し塩気の残る若い感じもありましたが、麹の甘~い香りがなんともおいしい!
キュウリなどにつけて、お味噌そのものがごちそうになっていました。
年末の、さらなる熟成が楽しみです。
そしてもう一つのメインと言っていいのは、皆さんの持ちより品。
煮卵やポテトサラダ、佃煮、干し野菜、コンビーフ、栗おこわ、ジャム、東北の焼き菓子などなど…。
地域の名物から得意料理など、趣向をこらした持ち寄りに、皆お箸がウロウロとさ迷っていました。
(ちなみに使い捨て文化のない“昭和のくらし”では、お箸やお皿は各自の持参品です)

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第二部は、6時からおまちかねのシルエットクラブによる野外幻燈会。
ひと夜のこのひと時だけ、博物館の庭が劇場に早変わりする瞬間です。
今年は、民俗学者・宮本常一と、詩人・原民喜がテーマ。
毎年、友の会の有志が集まって”シルエットクラブ”と称して朗読や人形劇などを稽古し、スライド投影とあわせて1時間ほどの素敵な演劇空間を作り出します。
毎年プロのダンサーやミュージシャン、俳優さんをゲストに(しかもまったくの友情出演で…)お招きしているのですが、今年のスペシャルゲストは、俳優の大森博史さん!
オンシアター自由劇場のご出身で、舞台などでご活躍の大森さんが、宮本常一役で登場してくださいました。
戦後の衣装を身にまとった大森さんがライトの下に立つと、それだけで存在感たっぷり。
他のシルエットクラブのメンバーもなかなかの舞台度胸っぷりで、戦後をテーマとした決して簡単ではない内容にも関わらず、小学生のお子さんまで熱心に芝居に見入っていました。
衣装や舞台装置は毎年手づくりや皆さんの持ち寄りなのですが、今年はリュックサックやゲートル、ソフト帽、下駄、裂き織りの袢纏などは、博物館の所蔵資料。
どんと館長の太っ腹で使っていただいたのですが、実際に当時のモノを使っている様子が見られるのも、今回の密かな見どころでもありました。

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“昭和”を切り口として、年代も性別も職業も超えて多くの方々がひとつ所に集ってくださるというのは、なんと幸せなことでしょうか。
赤ちゃんと70代の方が縁側に座っている様子を見た参加者のお一人が、「親戚が集まったみたいですね」とおっしゃっていましたが、昭和の家が残ったことによって、それに集う皆さんがまた命を吹き込んでそれぞれの新しい”実家”にしてもらえるといいなぁとしみじみ思いました。
これまでのつながり、そしてこれからのつながりを考えなくてはいけない震災後の今年だから余計にそう感じたのかもしれません。

今年も、沢山の買い出しに走ってくださった方、裏方で下ごしらえや片づけに奔走してくださった方、会計や連絡、試作、受付、夜食差し入れ(!)、など地道な準備に徹して下さった方、当日参加はできないけれど、食材などを送ってくださった方、そして集まってくださった方々。
素敵なおまつりを、本当にありがとうございました。
みなさま、来年もまた博物館の庭でお会いいたしましょう!
(こ)

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