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2013年5月

2013年5月16日 (木)

柿の若葉

緑の美しい季節になりました。その新緑のなかでもいちばん鮮やかで美しいのは柿の若葉だと思うのは、私だけでしょうか。博物館の柿の木もいまは新緑の季節。ついひと月ほど前まではまだ小さな小さな新芽だったのに、いまはつややかで、目にも鮮やかな、手のひらほどもある立派な若葉が博物館の庭を覆っています。仰ぐとやわらかな緑に包まれるようで、幸せな気分になります。
 このやわらかい若葉がもう少ししっかりとして濃い緑になる6月上旬に葉を摘んで、お茶にします。毎年作っているどくだみ茶に加えて、昨年初めて柿の葉のお茶を作ったのですが、ほんのり甘い味わいもさることながら、うっすらと紅が差した美しい色合いも好ましく、夏場に冷たくしてお客さまにお出しして、たいへん喜ばれました。

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 あまりに好評なのに気をよくし、人手があった8月に再度葉を摘んでお茶にしたところ、できあがりのお味は、なんだかちょっと苦いものに。柿の葉は同じように濃い緑でしたが、色素や成分は微妙に変化しているのでしょう。若葉を摘んで作るという教えは正しかったのだと実感したことでした。
 柿の葉は摘んで二度洗いし、束ねてざくざくと包丁で粗く刻み、あとはからからになるまで乾かすだけです。そうお教えすると、うちにも柿の木があるから作ってみようかしらとおっしゃる方が何人もいらっしゃいました。柿の木がお庭にある方、ぜひ作ってみてください。夏の冷茶におすすめします(ま)。

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博物館で結婚式

4月29日の祝日、その名も「昭和の日」に、なんと博物館で結婚式が行われました。新婦は博物館の友の会会員で、学生時代に昭和のくらし博物館で博物館実習をし、それが縁で非常勤スタッフとして何年か働いていたことがあり、思い出の多い博物館でぜひ結婚を祝ってもらいたいというので、博物館開設以来初めての結婚式と祝う会が行われたのです。
 ご招待のお客さまは総勢50人。この小さな博物館に入りきるかという大人数ですが、約半数を占めるご友人方は庭での立ち席、座敷や茶の間にはご親族を中心に入っていただいて、なんとかおさまるのですから、不思議です。
 花嫁衣装は昨年、博物館に寄贈された60年前に特別注文であつらえたという留め袖。文様もクラシックで、豪勢な刺繍と染めで彩られています。これに新日本髪という新婦と、やはり袴姿の新郎が登場すると、まさに昭和の結婚式という趣です。


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 人前結婚式ということで、三三九度に続いて謡の「高砂」が披露され、新郎新婦の誓いの言葉、鏡割りと続いて、その樽酒ほかで乾杯となりました。お酒は会津喜多方の大和川酒造という蔵の辛口純米吟醸の生酒です。これがおいしいというので、最初はワインやビールだった人もグラスを枡に持ち替えて樽酒を汲むなど、和気藹々の会食となりました。
 当日は受付も席へのご案内も友の会のお仲間が務め、新婦の精鋭のお友達4人と博物館スタッフとが裏方を務めました。最後は全員が庭に集合して、記念撮影です。カメラマンは2階の子供部屋から身を乗り出し、2階を仰ぐ全員の笑顔をおさめて、パチリ!約2時間半の結婚式と祝う会は、手作りの温かさと昭和の匂いのする、心に残るものとなりました(ま)。

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